マンションリノベ記事

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・デザイン事務所NUのリフォーム記事を「家語」サイトで紹介
nuリノベーションのマンションリフォーム(660万円)|家語リフォーム (iegatari.com)

きっかけ
元々東京都港区に賃貸で住んでおり、立地は気に入っていたので、賃貸ではなく物件所有したいなと思ってました。
港区を中心にいくつか売り物件を見に行ったのですが、都心は築浅の物件は全て価格が高くて手が届かないだけではなく、室内もありきたりの内装であまり興味を惹かれませんでした。
そんな時、賃貸で住んでいた物件の近所に散歩に行った時に昭和レトロビンテージの素敵なマンションがあり、ひと目惚れをしました。すぐに売り物件情報を調べたのですが、殆どの部屋がワンルーム仕様だったので、一旦は対象外となりました。しばらく散歩しながらウォッチしていると、その建物に希望の広さ(70㎡ほど)の売り物件が出たことをキャッチしたのです。すぐに内見をしたものの、室内は建築当初から一度も手を入れてませんでした。何から何まで古くて、水回りはユニットバスで、間取りも小さい部屋が多すぎてイマイチでした。(あとで聞くと、売り主の方の会社の社員寮として使っていたそうです。)
ただそこで、「そうか!古い物件を安く買って自分でリフォームをすれば、立地・内装など全て理想の自宅が出来るのでは!?」と思いつき、初めて「リフォーム」という手段が浮上したのです。
その後、室内が古いことなどを理由に物件価格を値切ることができれば、物件価格で得したお金でリフォームをしようと決めました。売主も仲介業者もあまり商売っ気がないタイプだったので、結果的に、想像以上に物件価格の交渉ができそうでした。なので、全面リフォームをすること前提で、その物件を低価格で購入しました。

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業者選定理由
リフォームが人生初だったため、リフォームをすると決意した当初は、情報収集のために色々な業者さんにアプローチしました。多くは、大手ハウスメーカーのリフォーム部門や、リフォーム大手の企業の「無料相談会」や「セミナー」などです。
話を聞くにつれ、上記のような大手系のリフォーム会社は「予算が高い」「融通が利かない」「デザイン性に乏しい」という気がしました。
・予算面・・・今回は水回りも含めて骨組みから全面スケルトンのリフォームだったので、価格はだいたい1,000万を超えていました。(私の希望は1,000万以下でした。)
・融通面・・・例えば「洗面所」や「キッチン」は、使う機材や壁紙などがあらかじめ「セット」になっていることが多かったです。なので、「湯船はコレでいいけど、シャワーは別機材にしたい」などのバラけた希望を出すと、難色を示されることが多かったです。
・デザイン性・・・上記「融通性」にも関連するのですが、だいたいがメーカーのセットなので、デザイン面で提案がもらえるイメージを持てませんでした。

そこで、デザインを売りにしているリフォーム会社(古い物件の仲介とセットになって。リフォーム展開している会社が多かったです)を探し始めました。
NUは、専用デザイナーが在籍している点と、初回アポイントでヒアリングした内容をもとに次のアポの際に「部屋のコンセプト」などをもとにした、プレゼン資料を提出してくれた点で、かなり心が傾きました。
また、コンセントキャップや巾木など細かい部分も、全て自分たちでアレンジ可能でした。それでいて、価格はかなり安かったです。
余談ですが、NUの事務所が広尾で、当時の自宅から非常に近かったため、毎週ミーティングができるという点もメリットでした。

現場の様子
現場にはそれほど足は運んだ記憶がありません。毎週NUさんとミーティングをする際に、写真をもとに工事の進捗を教えてもらっていたので、あまり見に行く必要もありませんでした。NUさんはデザイン性だけではなく、「水道管にこんな劣化があった」など、技術的な報告をくれたので安心でした。
実際に現場に行ったのは「骨組みを解体した段階」くらいに一度足を運び、あとは出来上がる直前に数回見に行った程度です。
現場の人も非常に好感が持て、特に足を運んだ際も気になることはありませんでした。また近隣住人の方には、もちろんあらかじめリフォームの挨拶はしていましたが、工事中も特にクレームはありませんでした。

やって良かった点
そもそもの前提の話になってしまいますが、物件購入を検討している時は「リフォーム」という選択肢は全くなかったので、まずはリフォームをしたことそのものの意義が非常に大きかったです。
リフォーム済みの家を高い価格で購入し、きれいなだけでありきたりな壁紙や間取りの部屋に、自分が「合わせる」ような暮らしをしていたらと思うとぞっとします。
今の自宅は、壁紙や床材に始まり、クローゼットの幅やポールの位置・・・挙げればきりがないほどのコダワリが詰まっており、全てに「何でここをこれにしたか」と説明できる状態です。日々暮らす空間が、全て「自分なりの理由がある」という状態で満たされるのは、想像以上の満足感でした。(逆に、誰にも文句の言いようもないわけですが。。。)
また、予算のバランスをキッチンなど高額になるリフォームは見送って、毎日通る「リビングと廊下のドア」などの象徴的なものは、完全造作(オリジナル)で作るなどのメリハリをつけられたのも良かったです。
とてもこちらの要望を汲み取るのがうまいリフォームパートナーで、昭和初期のめずらしい「アイホン」という呼び出し電話は「味があるから残そう」など、元の古いなりの良さが同居する居心地の良い空間が出来上がりました。

こうすればよかった点
住んでみても、本当に「ここをこうすれば!」と後悔(?)するようなことは皆無です。
しいて言うなら、メリットでもあるんですが、細部まで「自分で選ぶ・決める」必要があるので、仕事が忙しくて集中力が切れた時などは「あー、もうこれでいいか」と妥協気味な判断はあったかもしれません。
あとは、すごく些末なことで、後悔が一つ。リフォームのプランニングをしていた時の季節が春先で、その時使っていたクローゼットの幅を採寸してオリジナルのクローゼットを作ったのです。部屋の面積を圧迫したくなかったので、ギリギリのサイズのクローゼットを作ったところ、冬に分厚いダウンコートなどを収納すると、少しだけドアが閉めにくかったのが難点ですかね。

リフォームする人へのアドバイス
リフォームは、やってみると「こんなところまで決められるのか」と、裁量が多い世界と言えます。それだけに長丁場になるので、信頼できる業者さんを見つけることが第一です。
それでもなお、長丁場のプランニングをしていると、こういうことがあります。「目の前の変化する見積り額に影響を受けて、本当にやりたかったことを見送ってしまう」や「どれを選んでも大差がない気がして、適当に決めてしまう」などです。
リフォーム自体は長丁場ですが、その後住む期間はもっと長丁場です。適当な判断を行ってしまい、住んだあとの数十年に渡り、「あー、なんでこんな色にしたんだ」や「使い勝手が悪い」と思ってしまうのは、本末転倒です。
リフォームはクリエイティブな作業ですが、そのクリエイティブの中には、自分の人生の想像力も含まれます。「数年後に、完全在宅で仕事をするかもしれない」「子供が出来るかもしれない」など、ありとあらゆる想像を働かしたうえで、リフォームのプランを作ってください。そうすれば、コロナの引きこもり事態が起こるような昨今になっても、愛すべき我が家で心安らぐ日々が送れますよ。

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